納税準備預金のおすすめ
消費税の増税によって経営者の頭を一番悩ましているのが、消費税納税の資金繰りではないでしょうか?
消費税の仕組みを簡単に説明すると、
『お客さんから預かった消費税』−『自分が仕入等の際に支払った消費税』
=『組に納める消費税』
となります。
例えば、お客さんに1,080円の商品を売りました。
その商品は864円で仕入れました。
この場合の納付する消費税は、
預かった消費税80円−支払った消費税64円=16円となります。
この一連の取引は、消費税率10%になると
売上が1,100円、仕入が880円となるので、
納付する消費税は、100円−80円=20円となり、
税率8%の時と比べて、1.25倍になります。
5%の時と比べると、なんと2倍にもなります。
税理士として経営者の消費税納税の大変さは肌で感じていますが、
これ以上税率が上がると本当に納税がしんどくなってきます。
そこで、視点を少し変えてみましょう。
売上金のうち8%部分は消費者から預かったお金ですので、
その一部を将来の消費税の納税資金として別口座にプールしておくのです。
金融機関には毎月一定額を自動的に振替えて預金する仕組みがありますので、
是非それらを利用して頂き、毎月売上の何%かをプールして将来の納税に備えましょう。
きっと申告後に納税預金をしていて良かったと思って頂けると思います。