この時期に税務調査
税務署の異動は7月にあるので、今回のように6月に入ってまだ税務調査の着地点が見えてないのは稀です。
今回の調査は4月半ばに通知を受けたので、5月中には終わるだろうと考えていましたが、
どうしたものか・・・とても長引いて、つい先週に決着しました。
昨年から関与をさせて頂いているお客様で、調査対象年は平成24年以降の所得税・消費税との事でした。
税務署の調査官はとても細部まで調べられたご様子で、指摘事項は多岐亘り増差税額は約250万円。
加算税、延滞税等を含めると、300万円の追徴となる見込みでさずがに焦りました。
私としてはなんとか会社を守らなければいけません。
若くてやる気のある社長様ですから、これからいい仕事をどんどんしてもらって、
適正な税金を納めてもらう事が、会社にとっても国にとっても良いはずです。
それなのに、このタイミングで300万円の追徴なんて・・・
『もう仕事なんてやってられるかー!!!』
と思われたら、おしまいです。
そこで私は徹底的に戦うことに決めました。。
具体的な戦術は明かせませんが、国税通則法が改正になっていた事が追い風となり、
調査官に負けないほど資料を精査し、なんとか納税できる範囲内で決着しました。
資料を読み込むことは苦手ではないので、
今回のケースのように緻密な積み上げで反証を築いていく方法が私に合っていたのだと思います。
本来、調査の時にここまで原始資料を精査する事が正しいのかは分かりませんが、
調査官の指摘事項に疑義があれば徹底的に戦うべきだし、それは法律で守られている納税者の権利なのです。
そして、権利と共に適正な申告納税は納税者の義務です。
適正に義務を果たされている納税者であれば、私は全力でお守りします。
それが会社の未来にとっても、国にとってもベストだと思っていますので。
税務調査でお困りの際は一度ご相談下さい。