平成27年1月1日からの相続税増税に併せて、贈与税にも改正が入ります。
改正によって、
◎最高税率が50%→55%に引き上げられる
◎受贈者(もらう人)が『一般』か『子どもや孫など20歳以上の直系卑属』かで税率が異なる
という変更がなされます。
国税庁の発表によると、25年中に贈与を行い贈与税の申告をした人は、前年より12.6%増加しているようです。
また、一人あたりの申告納税額も前年に比べて16.3%増加しているようで、
相続税増税と騒がれている中で、生前贈与が増えている事が分かります。
贈与税の税率はコチラをどうぞ→
https://www.nta.go.jp/taxanswer/zoyo/4408.htm
改正によって、『直系卑属』への贈与にかかる税率はおおむね低くなりますが、
4500万円を超える高額の贈与になると、改正後の方が高い税率によって課税されますので、
相続対策として生前贈与をお考えの方は改正前後の税率を比較して、
有利不利をしっかりと認識する事が大切だと思います。
遺したい財産を遺したい人へ、想いが詰まった生前贈与を上手に活用して相続増税に備えて頂きたいと思います。